2026年8月23日(日) 12時00分
「ちゃんと休んだはずなのに、なんだか疲れている」
そんな朝はありませんか?
昨日はそれほど遅くまで仕事をしていたわけではない。
休日も、特別たくさんの予定を入れたわけではない。
家ではソファに座って、ゆっくり過ごしたはず。
それなのに、朝起きるとなんとなく体が重い。
「最近忙しかったからかな」
「年齢のせいかな」
「もう少し寝たほうがいいのかな」
そんなふうに思うこともあるかもしれません。
でも、少しだけ昨日の「休んでいた時間」を思い出してみてください。
ソファに座りながら、スマートフォンを見ていませんでしたか?
SNSを眺めたり、動画を見たり、気になったことを検索したり。
仕事のメールやチャットの通知が届けば、「ちょっと見るだけ」と思いながら、
つい確認してしまう。
体は休んでいる。でも、頭にはずっと何かが入ってきている。
そう考えると、私たちは思っている以上に、「何も入ってこない時間」を過ごしていないのかもしれません。
朝、スマートフォンのアラームを止める。
そのままLINEやメール、SNSの通知を確認する。
通勤中にもスマートフォン。
そして仕事が始まれば、今度はパソコンの画面へ。
メール、チャット、資料作成、オンラインミーティング。
1つの仕事をしている途中にも通知が届き、また別の情報が目に入ってきます。
厚生労働省の調査では、企業における1日の所定労働時間は、1企業平均で7時間49分とされています。※1
もちろん、すべての仕事でパソコンを使うわけではありません。
でも、デスクワークをしている方なら、1日の仕事の多くを画面の前で過ごしているという方も少なくないのではないでしょうか。
そして仕事が終わっても、私たちはまだ「つながって」います。
また、全年代のインターネット平均利用時間は、平日183.9分、休日192.9分。
どちらも1日3時間を超えています。※2
仕事の7時間49分と、この約3時間を単純に足すことはできません。
それでも、自分の1日を思い浮かべてみてください。
朝はスマートフォン。仕事ではパソコン。休憩時間にもスマートフォン。
帰宅したらSNSや動画。そしてベッドに入って、「そろそろ寝よう」と思いながら、
もう1度スマートフォン。
そう考えると、1日の中で私たちが本当に何も見ず、何も聞かず、何の情報も受け取っていない時間は、どれくらいあるのでしょう。
休日、ソファでのんびりしながらSNSや動画を見る。
体を動かしていないから、「今日はゆっくり休めた」と思うかもしれません。
でも画面の中では、次から次へと情報が流れてきます。
誰かの仕事、誰かの旅行、誰かのおいしそうな食事。ニュース、広告、健康情報、美容情報。
「これ、いいな」
「これも知っておいたほうがいいかな」
「私もやったほうがいいのかな」
自分から探していなくても、情報はどんどん入ってきます。
もちろん、スマートフォンやパソコンが悪いわけではありません。私たちの生活を便利にしてくれて、仕事を助けてくれて、大切な人ともつないでくれるものです。
だから、手放す必要はありません。
ただ、少しだけ考えてみたいのです。
「私は今日、本当に休めていたかな?」
体を動かしていない時間と、頭や心が休んでいる時間は、必ずしも同じではありません。
「休んだはずなのに、なんとなくすっきりしない」
そんな日が続いているなら、もっと休まなきゃ、もっと寝なきゃ、と考える前に、
「情報から離れている時間はあったかな?」と、自分に聞いてみてもいいのかもしれません。
疲れている。最近なんとなく調子がよくない。
そう感じると、「食事をもっと整えなきゃ」「ちゃんと寝なきゃ」「運動もしなきゃ」と、
私たちはまた「やること」を増やそうとします。
もちろん、食事も睡眠も運動も大切です。
でも、すでに毎日たくさんのことをしている私たちに必要なのは、
さらに何かを増やすことだけではないのかもしれません。
スマートフォンを置く。パソコンを閉じる。SNSから少し離れる。頭の中に次々と入ってくる情報を、いったん止めてみる。
健康のために「何を始めよう?」だけではなく、「何を少し手放してみよう?」と考えてみる。
そこから始まる健康もあるのではないでしょうか。
「デトックス」と聞くと、食事を整えたり、体の中をすっきりさせたりすることを思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも、私たちが毎日取り入れているものは、食べ物だけではありません。
目から入ってくるもの。耳から入ってくるもの。そして、心に入ってくるもの。
朝起きた瞬間から眠る直前まで、私たちはたくさんの情報を受け取りながら暮らしています。
だから、ときには体だけではなく、
情報との付き合い方にも「デトックス」という視点を持ってみる。
何を見るのか。何を聞くのか。誰とつながるのか。そして、何から少し離れるのか。
全部を変える必要はありません。ほんの少し、自分で選んでみる。
それだけでも、忙しい毎日の中に小さな余白が生まれるかもしれません。
もし今、この記事をスマートフォンやパソコンで読んでいたら、
1度だけ画面から目を離してみてください。
ほんの10秒で大丈夫です。
目を閉じて、肩の力を抜く。そして、ゆっくり息を吐いてみる。
……どうでしょう。
「肩に力が入っていたかも」
「思ったより呼吸が浅かったな」
そんなことに気づくかもしれません。
何も特別なことはしていません。
ただ10秒、外から入ってくる情報を止めて、自分に意識を戻しただけ。
それだけなのに、少し違う。
もしかすると、こういう時間を私たちは忘れていたのかもしれません。
スマートフォンを置く。パソコンを閉じる。イヤホンを外す。
情報が少し静かになると、それまで外側に向いていた意識が、少しずつ自分に戻ってきます。
自分の呼吸。足が地面に触れている感覚。風の温度。体の重さ。
「今日、私ちょっと疲れているな」
そんな小さなことにも気づけるようになります。
そして、そんなときこそ体を動かしてみる。
歩く、伸びる、呼吸する、音楽に合わせて動く、汗をかく。
運動というと、「健康のためにやらなきゃ」「痩せるために頑張らなきゃ」と思ってしまうかもしれません。
でも、運動はもっと自由でいい。
夢中になって体を動かしているとき、私たちの意識は、画面の向こう側から少しずつ「今ここ」に戻ってきます。
今日届いたメールでもない。SNSの中にいる誰かでもない。
明日やらなければならないことでもない。
今、自分がどう呼吸しているのか。今、自分の体がどう動いているのか。
ただ、それを感じる。
運動は、健康のために何かをさらに「足す」時間だけではなく、
頭の中をいっぱいにしていたものを少し手放して、自分自身に戻る時間にもできる。
そう考えると、体を動かすことの意味も、少し違って見えてきませんか?
食べること、眠ること、働くこと、人とつながること、体を動かすこと。
そして、ときには何かから離れること。
私たちの毎日は、全部つながっています。
だから健康も、何か1つだけを完璧にすることではなく、
今の自分に必要なものに気づきながら、少しずつバランスを整えていくことなのかもしれません。
スマートフォンも、パソコンも、たくさんの情報も、
私たちの毎日を支えてくれる大切なものです。
だから、すべてを手放す必要はありません。
ただ、ときどき画面から目を離して、呼吸する。体を動かす。汗をかく。目の前にいる人と笑う。
そんな時間があってもいい。。
そして、自分の心や体が今どんな状態なのかを感じてみる。
9月、弊社では、そんな時間をテーマにしたフィットネスイベント「UNPLUG」を開催します。
この記事を読んで、「そういえば最近、頭まで休めていなかったかも」「久しぶりに、何も考えずに体を動かしたいな」
そんなことを少しでも感じた方へ。
UNPLUGという時間もあります。
▶ UNPLUGについて詳しく見る
https://lp.wellness-gate.co.jp/UNPLUG_fitness20260921
今日、ほんの少しだけでも構いません。
スマートフォンやパソコンを置いて、
画面から目を離して、自分の呼吸や体に意識を向けてみる。
何かを始めることだけが、健康への1歩ではありません。
ときには、少し離れてみること。手放してみること。そして、自分自身に戻ること。
そんな小さな時間も、これからの自分を大切にする健康習慣の1つになるのかもしれません。
毎日頑張っているからこそ、さらに何かを頑張るのではなく、少しだけ手を止めてみる。
そして、自分に聞いてみてください。
「今の私には、何を足すことより、何から少し離れることが必要だろう?」
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
まずは今日、あなたの毎日にほんの少しだけ「余白」をつくることから始めてみませんか。
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<参考文献・資料>
※1 厚生労働省「令和7年就労条件総合調査 結果の概況」
企業における1日の所定労働時間(1企業平均):7時間47分。
和7年就労条件総合調査 結果の概況
※2 総務省 情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
全年代のインターネット平均利用時間:平日183.9分、休日192.9分。2026年6月公表。
令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査